大腸・肛門外科とは
日本の成人の3人に1人は痔疾患に悩んでいます。
主に痔核(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)、痔瘻(あな痔)がほとんどです。
出血、痛み、脱出するなどお尻の症状があっても、だれにも相談できず、羞恥心もあり病院へ行くのもためらって我慢してしまい、日常生活に支障を来すくらい悪化してようやく受診する方が大勢います。
お尻の病気は男性に多いというイメージがありますが、女性であっても痔などの肛門の病気で悩む方は少なくありません。女性は妊娠・出産を契機に痔になりやすく、治ったあとも症状が再燃することがあります。
お尻の悩みに対して幅広く対応し、患者さまのプライバシーや診察時の羞恥心を配慮した診療を心がけています。
症状が悪化する前にお気軽にご相談下さい。
また、当科では肛門疾患だけではなく、便秘や下痢、便失禁などの排便障害、直腸脱、直腸瘤、毛巣瘻、膿皮症、尖圭コンジローマなどの病気に対しての治療も行っています。
お尻からの出血は痔だけではなく大腸がんなど悪性の病気の初期症状であることもありますので放置せずに診察を受けるようにしてください。
※肛門診察用の簡易パンツもありますので、ご要望の方は受付時や診察時にお知らせ下さい。
排便障害(便秘、下痢、便失禁など)
排便障害とは便の通過・保持・排泄機能に障害があり、便秘により便が出しにくい、下痢が治まらない、便が漏れてしまうなど、排便に関連した様々な障害が生じた状態で、日常生活の質が著しく下がってしまいます。