睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)とは、睡眠中に何回も呼吸が止まる病気です。
きちんとした睡眠がとれていないと疲労感がたまり、日中の過度の眠気におそわれるだけではなく、SASは生活習慣病と深い関係があり、健康な方と比較して高血圧を発症する可能性は2倍、狭心症・心筋梗塞は3倍、脳血管障害は4倍、糖尿病は1.5倍という報告があります。
米国での報告で、睡眠1時間あたり20回以上無呼吸が記録された患者さんは無治療のままであると9年後には10人のうち4人が心臓病・脳血管障害・交通事故などで死亡していたというデータもあります。
内科の受付時間内にて診療させていただきます。
どんな症状?
- 睡眠中に呼吸が止まっていると言われる
- 熟眠感がない
- 日中の強い眠気
- 生活習慣病(肥満・高血圧・糖尿病)がある
- 大きないびきをかく
- 起床時の頭重感がある
- 疲れやすい
治療方法
CPAP(Continuous Positive Airway Pressure):経鼻的持続陽圧呼吸療法 鼻から専用のマスクを介して空気を送り気道を広げる治療です。
中等度以上の睡眠時無呼吸症候群の場合では健康保険が適用されており、自己負担は3割負担で月5,000円弱程度です。
健康保険でこの治療を受けられる場合、毎月必ず外来受診することが必要となります。
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ヘモグロビンA1C
結果がその日にわかる検査機器を導入しています
糖尿病は自覚症状がないことが多いため、血液検査を行って発症しているかどうかを調べる必要があります。
当院では、糖尿病の診断に重要な血糖値とHbA1c、尿検査の3項目の結果が受診した当日にわかるHbA1c測定器を使用しています。この機器を導入しているクリニックはそれほど多くはなく、通常は検査を外注していますが、当院では患者さんの状態を即日に把握し、スピーディーに治療へと反映させることができます。 -
眼底検査
眼底検査とは、眼の柔らかさを測る検査です。瞳孔の奥にある眼底の血管や網膜、視神経を調べ、高血圧による動脈硬化の進み具合や、糖尿病による網膜の変化を知ることができます。
頭部CT検査
脳の委縮の確認や脳梗塞、脳腫瘍などの有無を検査します。その他、必要な血液検査なども随時行います。
胃がんは、症状が出たときにはすでに進行している可能性があるため、早期発見が大切になります。そのためには、ピロリ菌検査を行い、早期に除菌をすることが重要です。
若いうちにピロリ菌を除菌することで、胃がんを確実に予防することができます。また、もし萎縮性胃炎になっていたとしても、細胞が若いため、すぐに修復することができます。
除菌後の再感染はありませんので、早い時期にピロリ菌を除菌することで、胃がんリスクをなくすことができます。