眼底検査とは
眼底検査とは、瞳孔の奥にある眼底の血管や網膜、視神経を調べ、高血圧による動脈硬化の進み具合や、糖尿病による網膜の変化を知ることができます。
眼底とは
眼底とは、眼球の後部壁面を覆う、網膜や血管がある部位のことです。
眼底検査でわかること
眼底には、網膜や血管、視神経があります。その中でも、「網膜血管」は唯一外から見ることのできる血管で、動脈硬化、高血圧、糖尿病などで起こる血管の変化を調べることができます。
また、脳と繋がっている視神経の端末「視神経乳頭」を確認し、脳の病気(脳圧亢進など)や目の病気(緑内障など)になっていないかの判断にも使われます。
眼底検査を受ける場合
検査にかかる時間は10分程度で、痛みはありません。
糖尿病では眼底出血を起こし、視力が低下することがあります。気づいたときには手遅れになっていることもあるため、注意が必要です。
高血圧や糖尿病などで治療中の方は、たとえ視力が正常だとしても、眼底検査を受けるようにしましょう。健康な方でも、40歳を過ぎたら眼底検査を受けることをおすすめします。
注意事項
- 初診の方は、ご家族のご同伴をお願いしています。
- 初回は詳しくお話を伺い、検査もいたしますので、時間がかかります。
- 予約いただいた時間は目安の時間ですので、お待ちいただく場合もあります。
担当医師
東邦大学医療センター佐倉病院 神経内科 榊原隆次(准教授)
頭部CT検査
脳の委縮の確認や脳梗塞、脳腫瘍などの有無を検査します。その他、必要な血液検査なども随時行います。
関連ページ
-
ピロリ菌と、胃炎・胃がんの関係とは
胃炎は慢性的に起こる炎症ですが、胃の細胞が刺激されて変性が起きると、がんが発生します。
慢性胃炎の原因のひとつに「ピロリ菌が関与している」と考えられており、ピロリ菌を除菌することが胃がん予防につながります。 -
ピロリ菌の感染経路とは
上下水道が整備されていない時代に、井戸水や沢の水を飲んだことがある方に、ピロリ菌の感染が多くみられます。今でも井戸水を使用している家庭や、旅行先で井戸水を飲む機会がある方は注意が必要です。
大人になってからの食生活で感染することはほとんどありません。免疫機能が低い乳幼児期に、親からの口移しや、ピロリ菌に感染した手で食べ物を触り、それが口に入った場合などに感染することがあると言われています。