CTスキャン(16列マルチスライスCT)
当院では、「16列マルチスライスCT」を導入し、「より早く・より正確に・より安全な」検査をご提供しています。被曝の問題もできるだけ少なくなるようプログラムされていて、検査時間も短縮可能です。CTを使用することで、より高画質な画像の検査ができます。
また、当院では精度を高めるために、検査結果は放射線専門医との二重読影(ダブルチェック)を行い、見落としがないようにしております。
診断可能な場所
16列マルチスライスCTでは、頭部、胸部、腹部など、全身の診断が可能で、検査時間は5~10分程度です。また、20~30分ほどお時間はかかりますが、造影剤を使用すると、より明確な病変の検査ができます。
頭部CT検査
頭部CT検査では、脳梗塞や脳内出血、くも膜下出血、脳腫瘍、脳萎縮、脳動脈の石灰化(動脈硬化)などの脳疾患を診断することができます。MRIなどの検査が必要な場合は、近隣の医療機関にご紹介させていただきます。
胸部CT検査
肺炎や肺がん、閉塞性肺疾患(COPD)、心臓肥大や心不全の診断が可能です。
検査は15秒程度で、息を止めていただくだけの検査です。喫煙歴がある方や、塵肺・化学薬品など呼吸器に影響のある仕事をされている方、受動喫煙を余儀なくされている方は、一度検査を受け、自分の体の状態を確認していただくことをおすすめします。
内臓脂肪測定CT検査
内臓脂肪測定CT検査は、腹部CT画像を見ながら直接計測する方法で、より正確に内臓脂肪量を確認することができます。
内臓脂肪型肥満は、高血圧・脂質異常症(高脂血症)・高血糖が重なると、生活習慣病の危険性が高まり、「メタボリック症候群」となる可能性が高いので、注意が必要です。
注意事項
- 初診の方は、ご家族のご同伴をお願いしています。
- 初回は詳しくお話を伺い、検査もいたしますので、時間がかかります。
- 予約いただいた時間は目安の時間ですので、お待ちいただく場合もあります。
頭部CT検査
脳の委縮の確認や脳梗塞、脳腫瘍などの有無を検査します。その他、必要な血液検査なども随時行います。
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ピロリ菌と、胃炎・胃がんの関係とは
胃炎は慢性的に起こる炎症ですが、胃の細胞が刺激されて変性が起きると、がんが発生します。
慢性胃炎の原因のひとつに「ピロリ菌が関与している」と考えられており、ピロリ菌を除菌することが胃がん予防につながります。 -
ピロリ菌の感染経路とは
上下水道が整備されていない時代に、井戸水や沢の水を飲んだことがある方に、ピロリ菌の感染が多くみられます。今でも井戸水を使用している家庭や、旅行先で井戸水を飲む機会がある方は注意が必要です。
大人になってからの食生活で感染することはほとんどありません。免疫機能が低い乳幼児期に、親からの口移しや、ピロリ菌に感染した手で食べ物を触り、それが口に入った場合などに感染することがあると言われています。