めまいの治療
めまいには、「内耳」と呼ばれる耳の内部からくるものもありますが、脳や心臓など、命に関わる可能性があるものもございます。
めまいを主に扱う「めまい外来」では、脳疾患や循環器疾患が原因のめまいかどうかを含め、総合的に診断をいたします。
めまいの症状
めまいの症状には、下記のようなものがあります。
- ふらふらする
- 立ちくらみがする
- 嘔気、嘔吐
- 聞こえが悪い
- 耳鳴りがある、耳がつまって感じる
まずは、患者さんの現状をしっかりとお聞きし、必要な検査を行い、原因を特定したうえで、その人に合った治療を行っています。
めまいを起こす病気
良性発作性頭位めまい症(BPPV)
当院の初診で一番多いものが、良性発作頭位めまい症(BPPV)です。
耳(内耳)にある「卵形嚢」という場所から耳石が外れ、三半規管に入ることで、めまいが起こります。自然に治ることもありますが、外れた耳石を元に戻す理学療法(エプレー法など)を行うと、より早く治ります。
メニエール病
メニエール病は、耳鼻科領域のめまいでは一般的な病気です。
耳の中にある内リンパ液が、水ぶくれ(内リンパ水腫)を起こすことにより、難聴やめまいが起こります。原因は不明ですが、ストレスや疲れなどからくると考えられています。症状を繰り返すことが多い疾患です。
当院では、まず薬物療法を行い、成果が得られない場合には、薬物以外の方法も相談させていただいています。
- 糖尿病脂質異常症(高コレステロール血症など)
- 甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病など)
- 副腎疾患(手術を要しないもの)
- 視床下部・下垂体疾患(手術を要しないもの)
- 肥満・睡眠時無呼吸症候群
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ヘモグロビンA1C
結果がその日にわかる検査機器を導入しています
糖尿病は自覚症状がないことが多いため、血液検査を行って発症しているかどうかを調べる必要があります。
当院では、糖尿病の診断に重要な血糖値とHbA1c、尿検査の3項目の結果が受診した当日にわかるHbA1c測定器を使用しています。この機器を導入しているクリニックはそれほど多くはなく、通常は検査を外注していますが、当院では患者さんの状態を即日に把握し、スピーディーに治療へと反映させることができます。 -
眼底検査
眼底検査とは、眼の柔らかさを測る検査です。瞳孔の奥にある眼底の血管や網膜、視神経を調べ、高血圧による動脈硬化の進み具合や、糖尿病による網膜の変化を知ることができます。
頭部CT検査
脳の委縮の確認や脳梗塞、脳腫瘍などの有無を検査します。その他、必要な血液検査なども随時行います。
胃がんは、症状が出たときにはすでに進行している可能性があるため、早期発見が大切になります。そのためには、ピロリ菌検査を行い、早期に除菌をすることが重要です。
若いうちにピロリ菌を除菌することで、胃がんを確実に予防することができます。また、もし萎縮性胃炎になっていたとしても、細胞が若いため、すぐに修復することができます。
除菌後の再感染はありませんので、早い時期にピロリ菌を除菌することで、胃がんリスクをなくすことができます。