日本でダイエット効果のある薬
- サノレックス(肥満症に保険適応)
- GLP-1受容体作動薬(肥満合併2型糖尿病で保険適応)
- SGLT2受容体阻害薬(肥満合併2型糖尿病で保険適応)
→保険で肥満症に使える薬はサノレックスのみですが、効果は 弱く副作用が強くでるため最近ではあまり使われていない。
自費診療でならGLP-1受容体阻害薬は使用可能
→欧米、ヨーロッパではすでに肥満症治療薬として使用
→GLP-1受容体作動薬では低血糖が起きない
→SGLT2阻害薬では重症な副作用を起こす可能性があるため不可
GLP-1とは
コールドポリペクトミーのメリット
- 消化管で分泌されるホルモン
- 消化管ホルモンであるインクレチン(GLP-1,GIP)がインスリン、グルカゴンの分泌を調整する
- インクレチンは全身に作用することがわかっており、消化管では蠕動運動の低下、脳では摂食中枢に作用し食欲抑制効果があると考えられている。
GLP-1による食欲抑制効果
- GLP-1受容体作動薬は本来腸管から分泌されるGLP-1を外から投与することで効果が発現します。
- GLP-1は体内での血中濃度が上昇すると消化管運動の低下、脳内でのGLP-1が上昇することで、摂食中枢に働きかけ食欲抑制効果を起こすと考えられています。
内視鏡的粘膜切除術(EMR)とは
1日1回製剤
- リラグルチド
- 食欲抑制効果が強い
- 悪心、嘔吐が出やすい
週1回製剤
- デュラグルチド
- 食欲抑制効果がマイルド
- 悪心、嘔吐が出にくい
GLP-1受容体作動薬の副作用
薬剤のため一定の確率で副作用は出現する 可能性があります。主なものは下記になります。
- アナフィラキシーショック(重症)、蕁麻疹
- 注射部位の発赤、腫脹
- 悪心、嘔吐、便秘、下痢
- 腹部不快感、膨満感、腹痛
- 低血糖(極端な糖質制限は避けてください)
料金について
1日1回製剤
- 36,000円/月
(月2本+針)
週1回製剤
- 1回9,800円(週1回)
39,200円/月(週4回)
通院の目安(週1回製剤の場合)
1問診・カウンセリング・メディカルチェック
患者様の生活習慣や食生活などについて話し合い、太ってしまった原因を突き止め、どのように食事療法と運動療法、および生活改善を行っていけば良いかを見極めます。
2問題なければ4週おきに受診してもらい、3〜6ヶ月継続します。生活習慣を整えてながら減量効果を確認していきます。
通院の目安(1日1回製剤の場合)
1最初の2週間は10μgで投与し、副作用や食欲の確認のため受診していただきます。
2問題なければ15μgに増量し、2週間後再診していただきます。
3使用に問題なければ20μgに増量し、4週おきに受診してもらい3〜6ヶ月継続します。生活習慣を整えてながら減量効果を確認していきます。
GLP-1受容体作動薬使用にあたって
- 使用後数ヶ月で効果が出てくることが多いので最低2〜3ヶ月は継続する必要があります。
- 効果(食欲抑制・減量)には個人差があります。効果が認められないようであれば中止する場合もあります。
- 減量治療は生活習慣を改善することが目的になります。 使用に問題がなければ半年ほど使用し、一度中止します。その間に生活習慣を整えましょう。
副作用が出る場合は使用を中止し、医療機関を受診してください。